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[ 文庫 ]
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狂おしい夜を止めて (二見シャレード文庫)
・杏野 朝水
【二見書房】
発売日: 2009-07-23
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・杏野 朝水 ・杏野 朝水 ・黒埜 ねじ
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カスタマー平均評価: 3
…ネガティブすぎ? あらすじに惹かれ購入。再会ものです。
霞(受け)は高校生の時、同級生の恭平(攻め)と付き合っていたが恭平の母に見つかり反対され、自分から恭平の将来の為にわざと傷つけて、別れを切り出す。
それから15年。霞は亡き姉と不倫相手との間の子供(翼)を引き取って育てていた。自身の餓えから刹那的な享楽に耽るも心は満たされず…。過去の思い出に囚われたまま。
そして、翼の塾で先生をしている恭平と再会。けれども昔の思い出を敢えて踏みにじるような言動をとってしまう。
…とてもネガティブな主人公です。
また自殺すら考えていた…というけれど別れてそこまで思いつめるのかが理解出来かねました。受けの一人称なので共感出来ないと読み手もストレスを感じるかもしれません。
既視感もあり、特に大きな山とかドラマチックな展開もなく…。サラッと終わってしまいました。
イラストも表紙は良かったんですが、中のイラストはかなりイメージが違います。
中の絵はかなり引きました。顔が…大きいです…。
「イラストと物語は別物」と割り切れれば良いのでしょうけれど私は影響される方なので気になってしまいました。
内容はシリアス展開だったのですが、主人公の独り善がりな気がしてしまい、あまり深みが感じられないお話でした。かなり甘く☆3ですが、イラストを含めると☆2が正直なところです。
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砂糖細工のマリア 〈 ドロシーの指輪4 〉 (二見シャレード文庫)
・谷崎 泉
【二見書房】
発売日: 2009-07-24
参考価格: 690 円(税込)
販売価格: 690 円(税込)
( 通常2〜5週間以内に発送 )
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・谷崎 泉 ・谷崎 泉 ・陸裕 千景子
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カスタマー平均評価: 5
真夏のクリスマス クリスマス話の発売が真夏になったのはご愛嬌だけれど、次はおそらく年末年始のお話だろうから、今年の冬には続きを読みたいものだ(強く希望)。大きな事件が起こるわけではないけれど、美術品を巡る緒方や彼の幼なじみ達のやりとりが楽しい。三本木にそっくりな女性はいったい誰なのか?三本木の四人の兄たちはどんな連中なのか?とても気になる。美術品や骨董の話がメインなので、門外漢の三本木は話に深く絡まないのが少し残念。彼が巻き込まれて話が動くんだけれどね。どうして緒方さんはそんなに三本木のことが好きなの?と聞いてみたい。イブの棚ぼたお泊りが楽しかった。場所が豪華でも、いつもと同じささやかな幸運で満足する二人。電話を待ってそわそわしたり、どさくさに愛の告白をする緒方さんが可愛かった。
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[ 文庫 ]
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愛してないと云ってくれ (シャレード文庫)
・中原 一也
【二見書房】
発売日: 2006-04-28
参考価格: 600 円(税込)
販売価格: 600 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・中原 一也 ・中原 一也 ・奈良 千春
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カスタマー平均評価: 4.5
続編出ないのかな… まず、設定が労働者街って時点でかなり異質な作品かと思います。流石中原サン!(褒めてますよ;;こう…なんでもない日常にほっ、とさせられたり斑目サンの恰好良さに惚れたり坂下医師の恰好良さに惚れたりする作品だと思います。個人的に残念だったのは受けがいやに受け入れ過ぎやしまいか…?;と思ったことなんですけどね…でも多分これは嗜好の問題だと思います。あとはサブで出てくるキャラも味があって話を引き立ててるなぁ、と思いました。個人的に双葉に相手は居ないのか…!と思ったり。そんな理由で続編を希望(笑)奈良サンの絵は相変わらず素敵ですね…vV
最高ですっ ハードボイルドな感じなのかと思ったら、なかなか笑える所も多いこの作品。斑目さんは下ネタ全開ですし、坂下先生は意外と男前(?)です。「おやっさん」と「平治」には噴き出してしまいました(笑)奈良さんが描くおばあちゃんてこんな風になるのか?、って思うと余計笑ってしまいました(奈良さん、すいません…)
しっかりとした設定とテンポのいいストーリー 会話がウィットに富んでいて、包容力のある大人。
それが斑目という男の最大の魅力。
しかも伝説の外科医と呼ばれたほど有能な男。
その男が助平心丸出しで精力的に攻めて行ったとしたら、
どんな男も落ちる!というくらい(笑)斑目がとにかくいい男です。
その斑目が見せる『人としての弱さ』もまた母性本能を擽ります。
ワイルドで大人の男性を好む方には溜まらないんじゃないんでしょうか。
人情や家族が絡む話もほろりとさせるものがあり、
内容のハードさのわりに『ただそれだけのもの』と思わせないところが巧いです。
もう少し斑目の弟が立ち回れたと思いますが、
後味がとてもいい作品でハラハラドキドキ楽しく読めます。
続編を切望!
伝説の男 奈良千春さんの絵っていいですよねー、ハードな世界に身を置く男たちを描かせたら右にでるものはいない、この色気。この作品では、受の坂下医師の、長め前髪プラス眼鏡そのうえ白衣という悶絶モチーフが絵と文の両方で堪能できます。坂下は、無頼でHな伝説の医者・斑目の才能とセックスにうっとりして、自分のなかに女を感じちゃったりするカワイコちゃんなのだ、いいでしょ。私事ですが、ガンマ値うんぬんのくだりを読んで以降、アル中のおっちゃんが伊集院静にしか思えなくなってしまい、当ったのは宝くじじゃなくて馬券だろう?などと余計なことを考えて、往生しました。おっさんやばーちゃんがうまく絡んでほろりとさせる、BL版人情長屋のHな日常、なかなかよろしい仕事でございます。
本とにこの後が気になるの さらっと読んだ割には読後感が濃ゆい作品。何度も読み返してはひなが一日思いだし笑い。この続編が本当に読みたいと思わせる、BLの王道を行っている気がします。
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[ 文庫 ]
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愛は彼の手に護られる (二見シャレード文庫)
・桂生 青依
【二見書房】
発売日: 2009-07-23
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・桂生 青依 ・桂生 青依 ・大和 名瀬
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カスタマー平均評価: 0
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[ 文庫 ]
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愛しているにもほどがある (二見シャレード文庫 な 2-9)
・中原 一也
【二見書房】
発売日: 2009-04-23
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・中原 一也 ・中原 一也 ・奈良 千春
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カスタマー平均評価: 4
正面から向き合ってる二人 『愛してないと云ってくれ』『愛しているにもほどがある』一気に読みました。
中原さん初読みです。
いやーおもしろかった。
労働者街ってのが自分好みなので。(ってBLじゃ初めて読みましたが。)
甘いだけじゃない、笑いもあって、男同士のしっかりした話が好きな方には
いいんじゃないかなと思います。
男臭い色気垂れ流しの斑目と、向こう気の強いお人よしな坂下先生。
この人↑ただのエロです、卑猥です。普段から。坂下先生もちょっと
疑いたくなるほど乱れちゃったりします。…そういったシーンは多めですが
話がしっかりしていてそれだけ感がなく、うまく絡んでると思います。
坂下先生への愛が溢れる、斑目目線がちょいちょい入るのもわかりやすくて
いいですね。信頼してるのがわかるから安心できる。
双葉を始め、周りのおじちゃんたちも味があって本当にいいのです。
双葉君の話ももっと読みたいなぁ。あの笑顔の下で何を考えているんだろう。
斑目の傲慢な弟・克幸が今後どんな手で来るのか、もし出るなら続編は
もうちょっと早く出していただけるといいなぁ。
続編の様子をみるってことで☆4つにしましたが、内容的には☆5です。
汗臭い労働者街BL! かなり間が空きましたが、『愛してないと云ってくれ』の続編。元・医師で日雇い労働者×街の診療所の青年医師、というちょっと汗臭いラブです。 別レーベルの極道とテーラーさんのシリーズが、巻数を重ねるにつれトンデモナイ方向へ進んでいて、これもそんな風になってたら……とおっかなびっくりでしたが、普通に(笑)面白くてホッ。今回は『伝説の外科医』と言われた斑目の腕を惜しみ、連れ戻そうと美貌の小悪魔医師が登場。当然、斑目とはカラダの関係もあったようで、坂下先生大ピンチ。医師として恋人として、嫉妬し自己嫌悪し、かなり落ち込む坂下先生。けど、カラダも心も興奮するのはお前だけ、と言わんばかりの斑目。相変わらずの下ネタ・AV的セリフ炸裂で、一見単なるエロオヤジですが、実は……結構一途に坂下先生のこと大事にしてます。とりあえずハッピーエンドだけど、まだ続きありそうな引きでした。双葉くん視点のショートあり。
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[ 文庫 ]
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40男と美貌の幹部 (二見シャレード文庫)
・海野 幸
【二見書房】
発売日: 2009-02-23
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・海野 幸 ・海野 幸 ・佐々木 久美子
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カスタマー平均評価: 4.5
タイトルに偽りなし! 『40男と美貌の幹部』・・・なんて素敵なタイトルなんでしょう・・・。
しかも挿絵は佐々木久美子さん・・・素敵過ぎっ!
読んだことのない方だったので、ずっと踏ん切りがつかず迷っていました。
でも、やっぱり、どうしても気になってしまうので購入しました。
買って良かった!!ボーイズより、働くメンズが好きなので、
すっかり『美貌の幹部』と『四十路男』にはまってしまい、一気に読めました!
攻めも受けも、ドつぼの好みでした! キャラもお話も期待以上でした!
エリートで7歳も年下の美貌の上司・篠宮と、その下で働くことになった四十路男・宗一郎
とのやり取りが、特に会話が、何とも言えずいいんです。
ごく普通に勤め人として、ごくごく普通に生きてきた四十路男が、
篠宮と関わることで内包していた色気を、自分でも知らずに開放しだすんですが、
分別ある、仕事の出来る大人の男の、オスではない男っぽさっがいいんですよ?☆
篠宮の、美貌も上司っぷりも、ガードを下げた時に見せる素の部分も、
そのギャップが何とも絶妙で・・・!(著者が上手いんだろうけど)
四十年普通に生きてきた男でも、そりゃぁ落ちるさねぇ・・・。
女っぽさは微塵も無く、あくまでも男としての美貌と艶っぽさがいいんですよ?☆
篠宮も宗一郎も本当に申し分ない魅惑的なキャラだったので、
1冊でまとめず、もっと、もっと、もっと時間をかけて進めて欲しかった。。
このキャラ達なら、まだまだ焦らせたはず!!もったいない・・・。
まだ読みたかったなぁー。
独特のテンポと作品に漂う色香が何ともイケてる 年下の美貌の幹部候補生と40歳にして働き慣れた購買部から販売の最前線へ引き抜かれた一見地味目の攻め。展開とともにキャラの魅力が立ち始めて、あっという間に作品の世界へ入り込みます。なんでしょうかこの面白さ…いや作者さんの技量の高さだとは思いますが…。淡々とした描写なのに甘くて、常に駆け引きと恋情の危うい螺旋にいながらも二人の関係には強い絆を感じます。あらすじを見て興味のある方は読んでみて損は無いのではないかと思う作品です。色っぽいシーンでは美貌の上司は可愛くてギャップ萌えしますし、攻めも落ち着いた男のフェロモンで優しく彼を包みます。購買部から引き抜かれて美貌の上司に鍛えられた40男は実は非常に優秀で男前だったのだというシーンが何度もあって、そこでも萌えました?。
ストーリーの面白さと際立つキャラの魅力 化粧品業界を舞台に、お互いが相手を翻弄しているというストーリー展開の面白さに一気に読みました。
支店勤務となり、販売員の生の声を聞くことで初めて分かる会社のことや新たな発見の充実した日々の中、飄々として掴みどころのない上司・篠宮の本気とも冗談ともつかない言動に惑わされる宗一郎。
厳しい幹部候補生という柵の中で無理に強い自分を演じてきた痛々しさ、でも中身は純粋で弱い心を持った篠宮のギャップにクラクラしてきました。
秘密を抱えた販売員の相澤薫によって二人の関係は思いもよらないトラブルへと発展しますが、改めて気付く、篠宮の上辺と中身の温度差、そんな彼をとてつもなく可愛いく思う宗一郎自身、二人の駆け引きめいたやり取りなど、かなりの面白さでした!
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[ 文庫 ]
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仇なす恋華 (二見シャレード文庫)
・本庄 咲貴
【二見書房】
発売日: 2009-02-23
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 通常2〜4週間以内に発送 )
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・本庄 咲貴 ・本庄 咲貴 ・有馬 かつみ
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カスタマー平均評価: 5
血の繋がっていない義兄弟モノ バイトで生計を立てつつ一人暮らしをしている白木蓮は、8歳の頃母をやくざに殺された事ですべてのやくざを憎んでいます。このやくざ嫌いは終始一貫していますが、人となりを知ることで相手によっては毛嫌いせず親しくなったりもします。
竜麻にオンナ扱いされる事に抵抗を感じていますが快楽に弱い体なので感じまくり。
最初(しかも強○)から感じまくりってどうなの? 徐々に慣らされる過程があったほうが…淫乱設定だからこそなのか…竜麻がよっぽど上手いのか……両方か。
しかし、気の強さが持続しているのは良かった。抗い続けるキャラは好きです。
竜麻が、蓮がいつまでも自分に靡かないって言ってたりするんですが、ケダモノのごとく抱きまくっていたのが自分から離れられなくする為だったり、あんな始まりかたしてそんな目にあってりゃそうそう靡かんよ、おバカさんw
そんな竜麻の不器用さ加減と嫉妬深いところも好評価。これを理解してから読み返すと、ほほぅ、と笑みが浮かんでしまいました。
蓮はエピローグ部で「幹部にしてやろうか」なんて言われてますが、冗談だけで止めておいた方がいいよ竜麻、と思ったw
幹部って言うより姐さんなんじゃ?とか、男所帯の組事務所なんて危険地帯もいいところ、何人が蓮に魅了されてしまうかわからんぞ?とか(笑)
その後のイチャイチャぶりも読んでみたかったですね。
イチャイチャって程ではありませんが、短編のほんのり甘い話がまた好かった。
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[ 文庫 ]
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楢崎先生とまんじ君 (二見シャレード文庫 ふ 3-14)
・椹野 道流
【二見書房】
発売日: 2009-06-23
参考価格: 650 円(税込)
販売価格: 650 円(税込)
( 通常2〜4週間以内に発送 )
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・椹野 道流 ・椹野 道流 ・草間 さかえ
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カスタマー平均評価: 4
BL版・忠犬ハチ公 同レーベルから出ている「茨木さんと京橋君」のスピンオフといえる、クールビューティな内科医師・楢崎先生と押し掛けワンコなまんじ君の、年の差10歳カップル。 意外と苦労人なまんじ君。年相応に遊んでるみたい……なのに意外と可愛いく子供っぽい部分もある楢崎先生。 作中でまんじ君が言ってる通り、相手が見せるギャップ=意外性が特別感につながるという法則。フォーリンラブの要素ですよね。 犯罪スレスレの一途さで、尻尾がちぎれんばかりに振り、なついて慕って見つめられたら、観念するしかないでしょう。 まだまだ、まんじ君は楢崎先生に「させてもらってる」感があるので、二人の甘くてエロいシーンを次巻に期待してます。 とても楽しい作品でした。
一途の勝利 『茨木さんと京橋君』で活躍している京橋君の先輩、楢崎先生と同居人(?)万次郎のなれそめ(?)編です。最初は万次郎目線で楢崎先生との出会いが展開し、後半は楢崎先生目線で留学後の再会について記載されていて、相手がどんな風に考えていたのか分かるのですが、同居に至るまでの経緯が少しの文章だけでまとめられていたのが残念!
ただ、万次郎の人柄や一途さ(しかし、度が過ぎると大変なのでは…と思うところもありましたが…)やそれにほだされてしまった楢崎先生の苦悩(?)がよく書かれていたので、それはよかった!
また、前半では万次郎の話を聞く茨木さん&京橋君が、後半の楢崎先生の話を聞く江南&永福がゲストとして出てきたりして、シリーズを知っている人には嬉しいゲストなのではないでしょうか?
個人的にはとても好きな2人なので、もう少し甘々に展開してくれることを希望しつつ、☆4つ。
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[ 文庫 ]
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唇にキス 舌の上に愛 ?愛と混乱のレストラン3? (二見シャレード文庫 た 2-13)
・高遠 琉加
【二見書房】
発売日: 2009-04-23
参考価格: 690 円(税込)
販売価格: 690 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・高遠 琉加 ・高遠 琉加 ・麻生 海
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カスタマー平均評価: 5
君と生きたいんだ。 3巻は正月の北海道、久我のフランス修業に至る回想から。 初めての料理、父親との諍い、フランスでの出会い…現在の料理人である久我の根底を知ることになります。 帰省の後、年末に理人を傷つけた久我が仕事始めにレーヴへいくとそこに彼の姿はなくやってきたのは叶とヤガミグループの人間だった。 理人がレストランを憎んでいるのは他人がそこで紡いでいる幸福な風景が自分にはないから、自分が捨てられた象徴でしかないから。 自分が置き去りにされたゴルドを買収することで溜飲を下げたい、そのためだけに生きてきた理人。 けれどレーヴを離れ、ヤガミグループ全体を揺るがす事件や思いがけないルートからゴルド手に入る機会を差し出される。けれどそこで思うのはレーヴで過ごした日々。叶から語られる置き去りにした父親の最期、あしながおじさんの正体と現在の彼の想いに混乱する理人。 自分のなかの弱さ、脆さを引きずり出し壊してしまう久我を恐れ、逃げるが彼は自分にしあわせになって欲しいという。 1巻から読み続けていると理人が3巻においてレーヴで食事をするシーンには静かに熱い感動があります。ラストの雛鳥のように味見する姿なんてもう奇跡です。浮かれすぎる久我も必見。 欲しいのは置き去りにされたレストランゴルドでなくレーヴ。 それは過去でなく現在であり未来、誰のものでもない、でも確かに世界と繋がっている人生。 読み終えたあとは幸福な充足感がからだに染み渡ります。 あとがきによるとパティシエであと1巻。
「おいしい」と言えるまで 2巻、「えっここで続く!?」というところで終わり、3巻を心待ちにしていました。
完結の3巻。
さすが、期待は裏切られませんでした。
絶望と、再生。恋の自覚。
社内のTOB騒動と、それに翻弄される2つのレストラン。
大激震の3巻ですが、見事に結末まで持っていかれちゃいます。
理人がレーヴで食事するシーンの描写が秀逸です。
理人の心情が伝わってきて、私も桃瀬と一緒に感動してしまいました。
「人間は、愛とメシでできてる」
この台詞がいいなあ。
理人と、俺様なのに理人には弱い久我の2人の会話、楽しくて好きです。
ストーリーがシリアスな中、イチや雅紀、桃、坊さん…魅力的なキャラたちもシリーズの魅力でした。
でも叶さんは…ずっと理人を思っていたのに、思いが交わらなくて切なかった。
・・・イチの話がまだあるようで楽しみです。
花が咲くように 楽しみに待っていたシリーズ最終巻。期待を裏切らず収まるところに収まって、読んで幸せになれる一冊。
薄幸の美青年がいて、粗野だけれど優しいシェフがいて、心をこめて作った料理が凍った心を溶かす。高遠さんはエピソードを重ねて重ねて、読者の心まで溶かしてしまう。荒れ果てた庭に花が咲くように、理人が世界を取り戻す。叶は距離を保ったままの方が良かったかもしれない。彼にも幸せが訪れますように。
小公女やマッチ売りの少女や秘密の花園やあしながおじさんを読んだときの気持ちを思い出した。ハイジやヘレンケラーもちょっと。わがままな大男も。
いとおしさ 1巻2巻を読んで高まった期待を裏切らない、満足の一冊でした。
どの頁どのフレーズも美しくて、すべてのエピソードに意味があって、すべての登場人物が魅力的。ヤガミ再編のくだりや久我の回想にしても、それによってレストランへのかれらの思いがぐっと際立ってきたと思うし、料理に関わるシーンについては…見事としか言いようがない。フレンチがフレンチとして華やかに描写されていたのは勿論のこと、料理という愛を噛み締める理人の気持ち、愛する人に笑顔になってほしい久我の祈りが、じんわりと心にしみこんできた。
頁をめくるたびに、あったかい涙がにじんできます。時おりはさまれるコミカルなやり取りも、叶の切ない愛情も、イチの静寂も、みんなイイ。読んで良かったです。
ぶち壊して、引きずりだして、そして。 自分を捨てた父へのかすかな期待も、陰ながら支えてくれた「足ながおじさん」への信頼も、シビアな現実を突き付けられ失った理人。同時に久我からは無理矢理カラダを奪われ……。こんなとこで「続く」ですか!?だったシリーズ、最終巻です。欲望に負けて理人にひどいまねをしちゃった久我、俺様な態度はどこへやら……好きな人にはとことん弱いらしい。いいなぁ、こーゆー攻めは。しかし、『本社へ人事異動』という名目で理人を恋敵・本部長にさらわれます。ようやく軌道に乗ってきたレストランはどうなる?理人の人生目標であり復讐でもあったゴルド買収は?本社のごたごたは?そして何より、固い殻に閉じこもり『幸せ』を拒否してきた理人の心は?すべてにキレイなオチがつき、理人のかたくなな心は、俺様シェフが乱暴にぶち壊した責任をきっちりつけてくれました。泣きながら久我の料理を食べる理人、感動。未読の方、ぜひ三冊まとめてどうぞ!
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三百年の恋の果て (二見シャレード文庫)
・海野 幸
【二見書房】
発売日: 2008-11-21
参考価格: 690 円(税込)
販売価格: 690 円(税込)
( 在庫あり。 )
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・海野 幸 ・海野 幸 ・三池 ろむこ
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カスタマー平均評価: 4.5
本編よりも脇カップルがいい 高評価だったのと、挿絵が三池ろむこさんだったため購入。初の海野幸さんでした。
ファンタジーですが、全体的にそんなに無理はないです。ただ、男女の恋愛観って
感じが漂っていてBL感がいまいちだった気がします。受けの行動が……あくまで私の
印象です(汗)
『三百年の恋の果て』『水鏡』の本筋カップル、秀誠×紺(受)よりも私は『光の先』の祥真×緋耀(受)の方が俄然萌えました。孤独な祥真が緋耀を作り出したことによって生じていた葛藤や、二人の心のやり取りをもっとじっくり読めると良かったなぁ。あともっと緋耀の乱れた姿が見たかった(爆)あ、でも緋耀は祥真が望めば女形にもなれるのか…
紺の可愛さが私にはあだになったようです…綺麗な緋耀に萌えってことで☆4つ。
本編だけなら☆3つです。すいませんっ。
海野さんにハズレ無し 無骨な彫物師・秀誠&300年の封印を解かれた白狐・紺のお話と、
脇キャラ(金髪碧眼の神主&綺麗な鷹の化身)のスピンオフ的なお話が入ってます。
どちらも、妖しの純真無垢な想いが胸を打ちます。
脆弱そうな受けは好みではないのですが、紺は許せます。
封印され、300年も孤独に待ち続けてきた、いじらしい想いとしぐさに、
秀誠でなくても「しまった、・・・・・・可愛い」と、うっかり思ってしまうことでしょう。
300年前の自分に嫉妬する、その心内を、無骨な秀誠が零す場面もいいです。
無駄のない文章で、するすると読ませてしまうのに、内容は薄くない。
海野幸さんのお話は派手じゃないけど、本当にどれも外れがなく面白いです!
ぜひ読んで頂きたい作家さんの1人です。
海野さん 流石です。海野さん、ハズレが無い。
ものすごく可愛い話に仕上がっています。主カップルだけでなく脇カップルもとても愛おしく、ファンタジーの要素を無駄にしない話の流れでした。しかも挿絵が三池ろむこさんときたもんだ。文句のつけようがない。
いっそシリーズ化なんかしてくれてもいいくらいの良作です。海野さんの可能性が広がる本でした。
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