鮮やかな初対面シーン。踊れなくなってしまった転校生・櫛形と硬派な原。何かを目指すとなれば、若ければ若い程一途になってしまう。端から見れば、「もうちょっと肩の力ぬけば?」と言いたくなってしまう程。そんな真摯な夢にケチが付いてしまった櫛形が原とその仲間達のおかげで青春する話。原がおっさんでムッツリで純情。すごい好きなタイプ。かわいい話だからもっと読まれたらいい。
美しい笑顔と必殺の毒舌を併せ持つカフェのマネージャー新に心引かれた眞宮。大きな会社を経営し、仕事上ではそつなく会話できる眞宮だが、気に入った相手を前にすると、天邪鬼な言動を取ってしまう。尊大な態度で新を怒らせては、あとで一人になってうじうじと後悔する眞宮。 ある日、眞宮の秘書から眞宮のランチを作ってくれるよう頼まれ、最初は断ろうとした新だが、「餌付けして、後で笑ってやろう」と企み、匿名を条件に引き受ける。 ランチのお礼として新が望んだのは眞宮の住居、高層ビルのてっぺんからの美しい夜景。眞宮のマンションを訪れ、顔を知られずに眞宮の悩みを聞くうち、尊大に見えた眞宮の本心を知り、惹かれていく。眞宮も、新に惹かれながら、謎の「N」にも心惹かれ…。
こういう本の女性キャラって難しいと思うけど、ここに出てくる女性はなかなか素敵。新の大学の同級生で、新婚さんだけど豪快。眞宮の秘書もいい。父親の代から世話になっているため、子どもの頃を知られていて何となく頭が上がらない感じ。 雨に濡れてマンションを訪れた「N」がシャワーを浴びているところをのぞいて、思いもしなかった美しい後姿に驚き、その後、バスローブ1枚の新がグラスを落とし、慌ててつまづき眞宮に倒れ掛かって…というあたりがとっても○。 きっと本棚の主になるBL小説と呼ばれるものを読んで長いのですが、これほど購入後何度も読みたくなり、何度読んでも面白さが目減りしていかない本は珍しい!です。
お話の展開が面白く、じれったく、またどきどきさせてくれます。それはまるで自分が恋しているかのようで、グイグイ話に引き込まれます。
挿絵もマッチしていて、ただでさえ面白い話を更に引き立ててくれます。
とにかく星五つ以上、の価値アリです。最近ありふれている盛り上がるのはHシーンだけ!みたいな話に飽き飽きしている方にお薦めしたい!!素敵なお話です。 最後の1文まで楽しめる!毒舌受けに天邪鬼攻め!うまくいくとは思えないカップリング(笑) 「なんて美味しい設定かしらv」と、読む前からワクワクで(-ー-)ニヤリ そして、その期待に負けない面白さでございました。
なにより気に入ってしまったのは天邪鬼な眞宮。 いい年した三十路男が天邪鬼ってなんだ。滑るクチを止める事も出来ず自爆していく様は哀れとしか言えず(笑) 自業自得と自らを責めて落ち込みヘタレる姿は、もう笑わずにはいられない(鬼) 最後の一文まで楽しませてくれる。そんな一冊でしたv