そしてその主人公の過去が明らかになるのがこの巻です。(記憶は戻りません。)
一言で言うならば、「意外」です。
二人の関係と、過去に起こった事件、その二つとも意外でした。
けれど、それにもかかわらず、一巻でほんのりラブだったのが、二巻でメロメロラブになったのが嬉しいです。(そしてこのまま3巻まで行けば痛い系ではなかったでしょうが(笑)) 現在・過去・未来の過去記憶喪失な男、高久透。なんとか自分の居場所を作った透は守護者の藤島に惹かれるが…頑に透を拒む藤島。その理由は透の失った過去にあった。藤島の告白があるので、すべての謎が明らかになる。
…がそこで終われないのが木原ワールドなのだ。二人に明るい未来はやって来るのか!?
お話としては続編の「アイム・ホーム」の方がBLらしくて、どんどんいい感じになっていく実里がとても色っぽいです。 佐伯(他人)と深くかかわり合うようになって初めて見せる実里の怒り、 嫉妬、そして欲望がよく書き表されていると思いました。
大人しい、とか地味な、という感じはあまりしません。 むしろ暗さが無いぶん、とても好きな作品で、購入後何度も読み返しています。
次回作が早く読みたい作家の一人になりました。 著者のデビュー作〜以前小説b-Boyに掲載された「Full〜〜 Moon」が面白かったので、買ってみました。結構注目の作家さんだと思うのですが、この話は・・・正直地味な印象を受けました。ありがちな内容で、特に大きな事件もなく、淡々と展開していきます。この作者ならでは!という特筆すべき点も見当たりません。日常の中にある、ちょっとした幸せや切なさに共感・・・した部分もあるけど・・・何か全体的に薄かった〜〜です。「Full Moon」級の面白さを期待した私としては、肩透かしをくらった感じです。とはいえまだ2作しか読んだことがないので、私の中で評価は保留中といったところです。〜 やさしいBL傷つきたくない人向けの物語小説を読んで落ち込んだり、傷ついたり、心がざらついたりしたくない人にお勧め。作家自身がぎらぎらとしたものが苦手なのか、まだ書く勇気がないのか、あるいは断固としてそこは書くまいと決めているのかわからないが、あくまで優しく穏やかなストーリーだ。男同士の恋愛に夢を持つタイプにはここちいい展開だろう。でも、そこが物足りないと思う人もいるだろう。
この優しさや透明感は嫌いじゃないが、最初から最期まで同じ速度で流れてゆく感じがしてならない。どこかに読み手の心を鷲掴むような荒業があればもっとよくなったのではないだろうか。