めちゃくちゃ気の強い受です。すぐ、怒ります。風呂の入り方から、服の脱ぎ方まで。世話女房です。そんな人はたいてい何もしない男に引っ掛ります。
有堂さんは、何もしません。出来ないのです。でも許せてしまう、カリスマ性でしょうか?だってそんな最悪なところが有堂さんの魅力だから、と納得させられてしまうのです。勿論、英彦さんもそんなことに気づいているから悔しいみたいですけど・・物語は初めから終わりまで、一気にぐいぐいと、彼のキャラクターに引っ張られていきます。あまりの面白さに、えっ?もう終わり?っていうほどです。書き下ろしに「悪運」が掲載されていますが、続編はおまけ的で読者サービスといった要素が多いですが、この「悪運」は本編以上に読ませます。第二巻という感じなくらいです。より一層スピーディーに、かつドラマチックに物語が展開していきます。キャラクターがこれほど強烈なBL小説はかなり珍しいと思います。この強烈なキャラの挿絵は石原理さん!カリスマ性のあるキャラを描かせるとしたらこの方しかいないでしょう。相性抜群で、クラクラ(#^^#)腰にキます。 最悪って最高よクールなビジネスマン英彦は上司にするには仕事は出来るけどA型で最悪なタイプ。昔の恋人の有堂は企業家で自信家。恋人にするには態度やらガタイやらがデカくて最悪なタイプ。英彦は恋人だった有堂に見切りを付けたつもりなのに、仕事のピンチヒッターをすると何故か鉢合わせてしまって最悪。有堂の破天荒な人生に英彦もいつのまにか翻弄?されていっちゃうのか!!って感じに一気に楽しく読めました。
仲が険悪な状態でも、テニスのダブルスでは息もピッタリで、可愛い容姿しか見ていない他の連中とは違い、覇王はしっかりと翼を理解していると再確認し、いよいよ公認カップルに!秘密が減って、ちょっとだけストレスも減るといいけど・・・果たして?