個性豊かなキャラクター達が、生き生きと十代の瑞々しさにあふれています。高校生であるが故の葛藤、潔さ、不器用さ、一途さ、懸命さに憧れます。
打算や思惑のない、「スキ」っていう純粋な気持ち、忘れたくないな。
その仕事の「お得意様」に淡い想いを抱きますが、現実の自分は、と言うと、日常の会話すらやっとの思い。電話口で口説かれてもさらりとかわして、「自分なんか…」と自らの想いを封じ込め、ためこんでいきます。そんな二人が偶然出会います。主人公はすぐにわかりましたが、相手は「声が似ている」とは言うものの、同一人物とは気付かなくて…。
そちらの話も良いのですが、私はその後の話のほうが気に入っています。二人きりのクリスマスパーティに至るまでの経緯、葛藤。大好きな人のためのクリスマスプレゼントを考えて、選んで捜し歩く主人公が初々しくて健気です。ほっこりと暖かな気持ちになれると思います。