結構この長尾という人物、恋人であるはずの近石に酷いことをするんですよね。『別れ』とか『嫌われる』事を怖がって、自分からは何も言えないんですよ、近石は。笑ってごまかすというか、自分に自信がないんですよ。
お互い言葉が足りないって言うところが似ているんです。似なくていいのに…。だから、近石から「好き」と言う言葉が聞けないせいで、怖がって付き合っているくらいにしか思ってなかったんです。だから、無理矢理にでも抱いていたんです。
2人は、何て悲しい勘違いをしていたんでしょうね。
恋人だからって、何でも分かり合えるってもんじゃないんですね。人間なんですから。神様みたいに、心は読めません。言いたいこと、伝えたいことは口に出して言いましょう。って事ですかね?
内容は、イギリスから来た双子の売れないモデルが、お隣に住むデザイナー夏希君を通して、世界的に有名なファッション・ブランド「Se-ji Okamoto」の専属モデルになるお話です。また、そのブランドのデザイナー岡元聖二にイギリスに居た頃から憧れていたんですね〜。でも、クリスはなかなか素直になれなくて...。
「奪いたい」シリーズ第3段となりました。1冊でも充分楽しめますが、3冊読むとその裏で同時に起こっている裏話的なものも理解できて楽しさ3倍といった感じがします。