挿絵と文章がしっくり合って、お互いを高めた作品だと思います。COOLなカンケイから朋幸の秘書として、心を許した友人として、登場していましたがここでは時間を遡って朋幸との出会いも書かれています。
大学時代からの親友秀穂はいつも仏頂面で無口だけど優しい。就職してお互い忙しくなってもずっと一番の親友で…。二人のカンケイはきっかけはあるものの、ごく自然な形で変化していったように思えます。二人とも初々しいのに、長年連れ添った夫婦の様にお互いの事がわかる不思議で幸せな空気のお話です。読後、表紙の絵をシミジミ見るとこの二人のカンケイをとても良く表した構図だと思いました。
これ1冊でも楽しめますが、シリーズ通して読むと久坂の魅力倍増です。
また、一族が代々経営する会社に入社し、20代で執行役員となったものの、周囲の社員から甘く見られることや、自分の力不足に葛藤する朋幸の内面や、それを支えようとする桐山の姿なども丁寧に書かれています。リーマン物として、かなりオススメ。
日本人には言えない様なロベルトの言葉の数々は、甘くて、癖になりそうです。
エッチシーンはそれなりにありますがそんなにヤラシイ感じではなくて読んでいていやな感じはしませんでした。タイトルが気になって購入したのですが、内容も面白かったですよ。