篤君は幼馴染みの真樹君が好きなんだけど、数学教師の藤崎透が割り込んでくる。ライバルか!と警戒してたら自分が狙われていていつのまにか先生の術中に…。
はじめはトンチキな庭中の行動に目を白黒させていた上芝が、庭中を可愛いと思い始める頃、読者である私も、庭中が可愛くて可愛くて仕方なくなりました。潔癖すぎる庭中の持つ重い過去や、上芝の見合い相手など、話は盛りだくさんでしたが、上下巻ということもあり、二人のゆっくりとした恋愛がじっくり楽しめたと思います。
書き下ろしははじめてのデートにお互い浮かれているのに、やはりかみ合わず喧嘩になってしまう「恋人で会いましょう」。喧嘩してもしょせんはバカップル。(笑)でもそんな二人がやけに可愛くて大スキです。
もう1本の書き下ろしは庭中の近所に住む恋愛体質のうるさいホモ(なんて言われようだ…)八川の「ラブストーリー依存症」。八川の恋のお相手はこんな男前だったのか!でも何考えてるかわかんないよ!と思いつつ楽しめました。けっこう切ない恋をしていたのね、八川。脇役だけどかなりオイシイ役の八川の幸せも読めて楽しかったです。
砂原さんはいつもちょっと甘くてちょっとコミカルなお話を書かれますが今回はそれにさらに切なさも加わった、とっても素敵なお話でした。読後感も爽やかでほんのり暖かい気持ちになります。オススメ!!