カスタマー平均評価: 3
放浪癖の肉食獣×上等な子猫 お金持ちの筋金入りのお坊ちゃまであるミツは天涯孤独。 そこに親友のナオの自殺が追い討ちをかける。 ただぼんやりと生きているだけのミツのもとにやってきた、太陽の匂いのする西崎はナオの友人だというけれど…。働く必要のないくらいお金持ちのミツは、毎日ネコに餌をやっては本を読んで暮らしている。 欲しいものはなんでも手に入るのに、けれど、大切な人は誰一人そばにいない。 そんなミツの空洞に、するりと音もなく入り込む西崎。 なんとなく勢いというか雰囲気で寝てしまう二人だけど、ミツは自分の気持ちがわからない。 ミツは本当に天然ボケのボンボンで。素直で正直だけれど、どこかぼんやりと空を見ている。 前に進もうという意欲もない。 けれどどこか憎めないミツは大変に可愛らしい。 二人の物語はまぁ好きなんだけれど、どうにも脇役のキャラが濃すぎる気がする。 自殺してしまったナオを筆頭に、生活の面倒を見てくれている伊沢。 その伊沢の元同級生の幸子と娘のりな。さらに伊沢を好きだという幸子の元ダンナ。 そういう人たちが気になってしまうというか、思わせぶりで、なんだかミツと西崎の話に入り込めない感じがちょっと残念。 基本的には甘いけれど、なんとなく消化不良な気も。 あとがきに次回は伊沢の話を、とあるので、もしかしたらそっちの方が すんなり楽しめるかもしれないなぁ。
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