という前置きをさておいて。
2度読んで、2度泣きました。愛し愛されることがいわば当然の前提としてある恋愛小説なのに、主人公伸幸にとってみれば愛されることは当然ではないわけです。だから、無条件に向けられる愛情を素直に信じることが出来ない。それでも愛されることを望んでしまった以上、伸幸が愛される対象になろうと考えることは、それまで伸幸の身の上を考えれば何らおかしくないのですが……、愛される条件を模索する姿も、導き出した結果も、そうやって条件を見つけなければいけないとする伸幸自身も、いじましくてなりません。極一般的な“愛を求めるばかり”のBLとはかなり毛色が違いますし、実際BLというのも躊躇ってしまう作品ですが、普段このジャンルを読まない人にも、ひいては男女の別なく、お勧めしたい作品です。★を6つ点けたいくらい。 あったかいなぁ〜母親の手紙を手掛りに、施設を出た伸幸が向かった一軒家には、年も名字もバラバラの住人達が住んでいた。ヤクザな家主に、オカマな主婦!?しかも、ヤクザな家主は父親!?
私って題名に惹かれる傾向があります。これもそうなのです。「そばに在るなら、犬のように」って・・・良い!!すごく良い!!何がどうとは言えないけれど私のツボです!!(←アホかも)あ、内容ももちろん良かったですよ、本当に。恋愛というよりも、家族や親子というものに重きを置いている作品かなと思います。こんな家族のかたちもあっていいよなぁって心から思っちゃいます。血の繋がりなんて関係ない、いつだって当り前にそこに居ていいんだよって、そんな感じ?(←ちょっと意味不明かな(笑))ジンワり、フワリと温かくなります。そして、オカマなユミさんは間違いなくカリスマ主婦です(笑)。
とはいえ、切なくて萌えな部分も、もちろんあります。H度は低めだと思いますが、私的にはかなり萌え燃え(?)でしたね(←こんな私って・・・)。お前の我がままくらい何でも聞いてやるって言う恭二に対して、伸幸の我がままときたら、「あんただけを待ってていいって言って欲しい」って・・・もう、クラクラ〜。それを聞いた恭二は「参ったな」の一言。本当に参っちゃいます、降参です(?) あ、因みに伸幸と恭二は表紙の二人です。とにかく読後はじんわり、しんみりしちゃいます。そして、とりあえずもう1回読み返してみたりしてしまいます。どうぞお試しあれ(笑)
長男カップルのお話の中では、すぐに仲良くなっていたように見えた次男カップル、三男カップルにもいろいろなことがあるんだなというところがわかり読後はすっきりしました。
この「わらし君」、レギュラーキャラではないのですが、なんだか良い!主人公の言うことに「うん、うん」と頷く姿が可愛い(?)(このハテナマークの意味は読んだら分かります。とくに最後のページで・・!)
もちろん、「主夫」の主人公は、頼りがいのある兄さんという感じですし、「ぼっちゃん」の桧は、ほんわかしてても結構すごいです。桧のキャラは結構好きかもしれません。