主人公ルビーの苦悩しながらも愛に気付き、そんな自分を恐れ、愛するアリのもとを去るルビーの心の移り変わりが、裏切られているかもしれないと知りながらも愛する人の役に立つため自慢の美しい金髪を短髪に変え黒く染め、謀反者を突き止めるために危ない橋も渡る・・・そんな無償の愛が切ないほど伝わってきました。
同性愛という異質な恋愛ですが激しく愛し合いそれぞれの立場、気持ち、描写の美しさが心に残る一冊でした。
元猫現美青年ナツの傍若無人ぶりと、それに振り回されつつ人間不信を解いていく林のやりとりが笑えます。BLとしても読み応えあり。