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SHYノベルス

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[ 新書 ]	ありのままの君が好き (SHYノベルス) ・樹生かなめ【大洋図書】発売日： 2005-04-04 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 通常2～4週間以内に発送 )	・樹生かなめ・雪舟薫
カスタマー平均評価：　 4.5 最高です前々から気になってたのですが、ブタゴリラということで二の足をふんでました。入手決意するまで半年かかったかも(笑)。でも読んで正解!すごく繊細で素直で弱々しく優しい寿杏が可愛い。お父さんが死んだら…ってとこはジーンときました。そして意思表示が苦手な寿杏とは対照的な、ふてぶてしい弁護士の二人がよいです。寿杏を溺愛するインテリ紳士の父の嘉一がかっこいい。寿杏のことをうちのブーとよぶのがほほえましい。鬼になった話も面白かったです。英君もかっこよくて、寿杏へのメロメロぶりが楽しかった。寿杏の涙に怯んだりオロオロするところが面白かった。この本の魅力を高めている大切な要素は雪舟さんの絵もあると思います。英と嘉一のかっこいいこと!こんな二人に溺愛されて寿杏は幸せ。そして寿杏が後ろ姿しか登場しないのがニクイ演出だなぁと(笑)続編でるのが楽しみです。エゴイストの哀しみ身長２０２センチ、体重１７０キロ、運動能力なし、頭脳悪し、社会適応能力ゼロ、おまけにあだ名が「ブタゴリラ」。ＢＬ界の最終兵器、四天王寺寿杏登場。彼が容姿端麗・頭脳明晰な弁護士、英（はなふさ）に一方的に愛を捧げられ、守られ、慈しまれて幸せになるお話です。アンバランスなこの二人ですが、ラブラブになっていくのに違和感はありません。「どんな人と付き合っても他人のアラが目について長続きしない」完璧主義でエゴイストの英と、「アラしかない」けれども、おそらくエゴの意味も知らない寿杏。こんな二人が出会ったら・・・そりゃもう、エゴイストの負けに決まっているでしょう。寿杏側から見れば、ステキな王子様に見初められるお話ですが、その王子がまったくもって清く正しくないのが、樹生作品です。こういう人が真実愛する相手を見つけると、もとがワガママ三昧なだけにその執着ぶりは尋常ではない。けれどもそれらアブナイ行動のひとつひとつが、哀しくて滑稽です。振り回される方も結局は運命を受け入れるわけで、樹生作品って、要は「こんな風にしか生きられない」人たちの純愛なんですね。私はそこに惹かれます。それでも、読むたびに作者が本気なのかふざけてるのかよく分からなくなるんですが（笑）樹生さんは大変な照れ屋と拝察しますが、どうなんでしょうか。この作品を食わず嫌いで避けているそこのあなた、損してるかもしれませんよ。ぶーになりたい。面白い！そして羨ましい！英くんと嘉一さんにこれほど愛されるなら、世界中を敵に回してもおつりがきます。完璧な男たちを魅了するには、半端じゃなくダメダメで不細工で無垢で優しい魂の寿杏くんじゃないと駄目なのですね（笑）英くん、嘉一さん、ちょっとだけ出てくる米倉くんとさすが挿絵の雪舟薫氏の描く男はたまらなく美しいです。ラストはおとぎ話のようにハッピーハッピーで、こちらまで幸せ気分です。私にも英くんが現れてくれないだろうか。上級者向け(笑）ちっともかっこよくも可愛くもない外見、というか、むしろ外を歩いてて指を指される外見をしている受け、ぶーだの、ぶたゴリラだの、外見にはまったく愛を感じられません。だけれども攻めは超かっこいい。イロモノ、キワモノといわれること間違いない設定。だけど、一度読むと2,3回は読み返してしまう。一度片付けてもまた出してきてはしつこく読んじゃう、麻薬のようなストーリーです。作家さん独特の文章リズムもその原因でしょうか。ご本人曰く上級者向け。でも初心者でも十分に楽しめると思います。久々に面白かったです。挿絵にも全く主人公の顔が出てこないので、それほど上級者のイメージを抱かせませんでした。（うわさのブタゴリラの後姿が見たい方はジャケットを外して裏表紙をみるべし。主人公のすれてなくて純真で（この性格はある意味父親が作り上げたものですが）皆に溶け込みたいあまりに一生懸命頑張って、なのに逆に誤解されて。と言う設定が個人的に好きなので自分の中ではかなり気に入った作品になっています。そのぶん、主人公がうじうじしているのが嫌いな人は苦手かも。ただ、王子様（笑）←帯にホントにあるんですよ。が彼を好きになった経緯があまりよくわからないので、そこらへんをもう少し突っ込んで欲しかったです。続編とかで出ないかな、と期待。

[ 新書 ]	虜囚プリズナー (SHYノベルス) ・華藤えれな【大洋図書】発売日： 2009-02-27 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 在庫あり。 )	・華藤えれな・あじみね朔生
カスタマー平均評価：　 4 運命に翻弄される二人のすれ違いが切ないストーリー互いに想い合いながらも運命に翻弄され、すれ違ってしまう切ないストーリーです。複雑な環境の中で育ったせいか周囲から浮いた存在だった琉加と接するうちに惹かれていく航太。そんな時に突然起こった琉加とその家族の強制送還、自分の両親の死、琉加の謎の言葉と奇跡の出会い。復讐を誓い、麻薬取締官として生きてきた航太と、愛する家族を救うため、穢れてしまった自分を殺して欲しい一心で生き延びてきた琉加の一途な想いに胸が痛くなる思いです。互いに抱えている枷に縛られ、身動きが取れない二人が信じ合うことで明らかになる「F」の正体、染井の真実。ハラハラする展開にドキドキしながら読みました。様々なものを背負った琉加ごと包み込む航太の優しさ、二人の絆にじんわりとくる一冊でした！ハマるかどうかもっとハラハラドキドキのスピーディーな展開を期待したんですが、スローペースであくびがでました。マフィアだのコロンビアだの名前は出ても舞台は日本で、ちまちま延々腹の探り合いしててかったるい。2人の思い出だからしょうがないけど、ピアノ曲の話ばかりされても困る。(興味がない私が悪いのかもしれないけど)結局、SでMな愛人がいいとこ全部持っていっちゃって、この人しか印象に残りませんでした。決して悪くはないんですが…。好みの問題ですね。

[ 新書 ]	唐梅のつばら (SHYノベルス) ・水原とほる【大洋図書】発売日： 2005-12-22 参考価格： 1,200 円（税込）販売価格： 1,200 円（税込） ( 在庫あり。 )	・水原とほる・山本タカト
カスタマー平均評価：　 5 水原とほる色一色義兄悦司と心が通いあってたら、こんなに不幸な時間を送らずに済んだのに・・、と、初乃は、うっすらと気づいていた悦司の自分と共通の孤独に涙する。将大と初乃、悦司と初乃、どの組み合わせでもいけたんですね。ちょっと悦司が不器用すぎなキャラだったのが残念。私はどっちでもＯＫですが、より残虐でしつこい方とカップルになるほうが好きかも・・。水原さんの作品は、登場人物の雰囲気が重なる作品が多いのですが、そのカップリングがいろいろ組み合わせ多数なので、楽しめますね。完全に泣きました今日ようやくこの本が手元に届き、あまりの感動に一気に読み終え頬の涙が乾いたところでレビューを書きました。最初は　「ああ　主人公は売られるのね　相手はヤクザか　そこでひどい目にあうのね　ふんふん」なんて、軽い気持ちで読んでいた私。途中　花村という男が出てきて、これが相手かぁ爽やかだなあ　イイヒト過ぎて　あたしには物足りないなあ・・・なんて思っていた自分。読み進めるうちにもうほんとにこの「唐梅のつばら」という妖しくも美しく残酷で濃密な世界に囚われてしまっていた私がいました。やばいです！！！一言でいうと「やばい」！！！！すごいとしか言いようがありません。間違いない。水原とほるは天才だ。こんなに素晴らしい作品に出会えたことに私は感謝する。山本タカトさんのイラストが完全にこの世界観をさらに深く常に妖しく、私の心を渦巻かせてくれたと思います。一人でも多くの方の手に渡ることを願います。痛いけど… 水原作品はほとんど読んでおりますが、挿絵・装丁・中身の濃さから言ってもほかのものとは一線を画しているように思えます。正直水原さんの作品は心理描写が細やかであるものの、大まかな形はどれも同じでマンネリ気味と感じていましたがその作品にはそのような不満を感じることはありませんでした。耽美的なエロスがあると思えば、登場人物の行動にハラハラどきどきさせてくれることもあり、BLという枠にくくる必要のない一つの作品として楽しませてくれました。後半の劇的な展開には多少ご都合主義のようなものを感じましたが、不満を感じるほどではありませんでした。いやむしろこうでなくてはいけなかったのではとも思います。あと本当に細かいことですが、巻末にある広告や出版情報などもストイックにまとめられていて読後の雰囲気を壊さない心遣いがされているのも感謝です。私はどうもこういうことが気になってしまう性質なので…。おもい…… 水原さんの世界観、好きでいくつか読みましたが、このお話の読後感はズッシリ重いです。これでもかってくらい、初乃は辛い仕打ちを受け、翻弄されてて。この執着愛、どんな風に決着がつくんだ?ってドキドキしていたら衝撃の展開で…悲しくてホント痛いです。梅の花やイラストがいい雰囲気を醸し出していて作品にピッタリはまってます。水原ファンじゃなくても楽しめました☆ わたしは水原作品のファンではないんですけども、(むしろちょっと恐いと思う人です) 山本タカトさんの絵に惹かれて買いました。大満足ですー☆★

[ 単行本 ]	エロティック・パフューム―ラブ&トラスト〈2〉 (SHYノベルス) ・榎田尤利【大洋図書】発売日： 2003-04 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込）　Amazonポイント:　9 pt ( 在庫あり。 )	・榎田尤利
カスタマー平均評価：　 4.5 やっぱり面白いヤクと拳銃以外は、何でも運ぶ、坂東兄弟。今回は、「媚薬」。相変わらずの、ラブラブ？兄弟。そして、不思議な料理を作る、フミも登場。大人チームの核と沓澤のＨは健在。天とフミも、１段階目クリア。読みやすいし、読んでいて、楽しい作品です。イラストも、良い。久々に、何度も読み直したくなる作品でした。入魂の第二作作者入魂のアクションシリーズ第二作目。タイトルのつけ方が、相変わらずお洒落。主人公の坂東兄弟とそれぞれの相手役の、キャラが既にバリバリに立っているので、登場人物が皆活き活きと動いて喋って走って殴り合って、ついでにHしている(笑)様子が、目に浮かんでくるよう。「理由ありの物でも請け負う運び屋」「謎の依頼品」「ヤクザ」という、殺伐とした道具立ての中でも、作者の人間に対する暖かな目が作品の根底にあるので、決して陰惨な雰囲気にはならない。今回は、弟側カップルに急展開。ボーイズならではの、初々しい恋人同士のストーリーを楽しみたい方にも、お勧め。このシリーズの楽しみの一つは、「配送を依頼された品の謎」だろうと思うが、今回も依頼を受けた品がストーリー展開のキーになっている。意外性という点でもキーアイテムという点でも、充分楽しい仕掛けが施されているが、前作の依頼品がかなり奇抜だったので、ややインパクトは弱いか。

[ 単行本 ]	貴族は王の褥で愛を知る (SHYノベルス) ・遠野春日【大洋図書】発売日： 2007-07-27 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込）　Amazonポイント:　9 pt ( 在庫あり。 )	・遠野春日・蓮川愛
カスタマー平均評価：　 5 美しい受！遠野作品のファンを決定付けた作品です。なんだかんだ言っても受にべたぼれの攻ですね。おもしろかったです。

[ 新書 ]	年下の男 (SHYノベルス154) ・椎崎夕【大洋図書】発売日： 2006-03-10 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 在庫あり。 )	・椎崎夕・高久尚子
カスタマー平均評価：　 5 受けの敬が何とも小気味良い椎崎さんは物事をきっちりと描いていく作家さんなので、その点は非常に安心感があります。この作品もそうでしたね。この方のそういう姿勢は好きです。主人公の敬、いや?気に入ってしまいました。語り口が何とも魅力的!これだけきっちりビシッとものを言える人は好きです。多少の口の悪さなどご愛嬌。かえって魅力的かも。なかなかの男前な性格ではないですか。私は彼の口調にまいりましたけど。ちゃんと言うべきことを言える人は好きですね。ぐじぐじした人はたまにイライラする場合がありますので。やはり受けは攻めに舐められたりしちゃァいけません。如何なる時も毅然としてなくちゃ。館上は器用なようでいて、本当は不器用な男のような気がします。ちょっと幼気なところがある。初恋?に関してはまるで子供みたいですよねぇ…。否、ちょっとストーカーが入ってるのかな?敬が最初に感じた通り、正にポチなのかも知れない。この二人の掛け合いはなかなか面白かった。長瀬の扱いはちょっと可哀相だったかも…。なかな良いヤツだったみたいなので。恋愛に関して価値観のちょっと違う二人みたいですが、何か結局館上は敬の尻に敷かれるようになるんでしょうね…。私は敬の味方なので、それで一向に構わないけど…。高久さんのイラストは以前から結構好きです。リーマンもの年下わんこのダンナ＆メガネツンデレ姫！と、言う具合にかなり盛りだくさんな要素（笑）。椎崎先生の本をはじめて読んだのがこれ。直球なタイトルで大変手に取るのが恥ずかしかったのですが（笑）、買ってみてよかったｖと思いました。この方は、年下がダンナのパターンと、年の差カップルのパターンとにはっきり分かれるようです（そうじゃないのは１作…まだ作品数が少ないのですが、年下ダンナの割合はかなり高め）。文章力がある方で、特にリーマンものだと、お仕事に対する姿勢とかがきちんと描写されていないと、働いている人にはすぐにウソだとわかっちゃう。その点、しっかりしていて破綻が少なく、文章スタイルがシンプルで、私はこの方の文章が大変好きです。確かに、「この展開ってどうなの？」ってところはあるかもしれませんが（苦笑）、主人公周辺の人間関係もきっちりと書かれていて、その辺も好感が持てました。大澤敬（主人公）と館上（わんこ）の最悪な出会いから、二人が親しくなって、やがて誤解と亀裂を生んで、ホントに大丈夫なの！？っという展開が続きます。ラストは…気になったら読んでみましょっ♪

[ 新書 ]	五つの音 (SHYノベルス) ・火崎勇・よしながふみ【大洋図書】発売日： 2004-08 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 在庫あり。 )	・火崎勇・よしながふみ
カスタマー平均評価：　 4 傲慢攻の成長物語鵡川(傲慢攻)×久遠(芯の強い受け) H度　★★☆☆☆　エロさという感じではなく、しっとりした感じです。必然性がある行為が、話に説得力を生みます。読み応え度　★★★★☆　傲慢で俺様な攻の変わり具合が見応えありです。パターンになりがちなBL小説の中で、一読の価値ありな話です。二人は同級生で、かつての恋人同士でした。新しい職場で再び出会ったら、久遠が前よりも綺麗になっていて、仕事も出来てまた欲しいと思うように。過去に別れた経緯は、攻めの鵡川が受けの気持ちが重たくて捨てた。成長して綺麗になった受けの久遠に、新しい恋に発展するかもという身勝手な気持ちで、迫る。男女どちらも浮気し放題で、受けを泣かせて別れておきながら、なんという自己中で俺様な男なのかと、攻め視点で進んでいたこともって、読んでいるだけで腹立ちといらつきがありました。これは、そう思った時点でこの話にひっかかっている証拠です。君とは関係を結ぶつもりはないと、受けからシャットアウト。新しい受けの恋人からも、近寄るなと牽制される。いままで傲慢で俺様な攻は、大概はごり押しで道理が自分の都合がいいように通ってしまうので、今回の話を読んですっきりしました。身体や快楽で落とすのがパターンになっているので、こういうリアリティーを求めていました。別に、おまえなんか欲しくねえよという感じで、動揺しているはずなのに強がる鵡川のことがカワイイと思うように。鵡川なりのやり方で、久遠との距離を縮めようとするのを見てからは、見方がかなり変わりました。受けが頑張る話はたくさんありますが、攻めが頑張る話って、中々ないのではないでしょうか。五つの音にこめられた思いや、久遠の本当の思いを知って、読んでよかったと思いました。最初のひどさがあったからこその感無量です。だから、そうなのかという納得といい、読ませる力量がある作家様です。もう少しこの話を読みたいという物足りなさで、★１個減です。気持ちは、殆ど★５です。切ない恋の・・・情緒豊かなＢＬ小説です。情緒の少ない私には少し恥ずかしかったのですが。。（汗）昔の恋人に年を経て再会する・・恋愛の永遠のテーマですね。二人の心の中をゆきつもどりつする時間がなんともいえず切ないのです。「愛している」と五つの音にこめられる思い・・。言葉の旋律に酔いしれてください。

[ 新書 ]	姫君の輿入れ (SHYノベルス145) ・和泉桂【大洋図書】発売日： 2005-12-22 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 在庫あり。 )	・和泉桂・佐々成美
カスタマー平均評価：　 5 健気ですぅ狭霧の健気さがカワイイ・・・時代物でも（基本的に学生が好き）二重丸です。紆余曲折も丁寧で違和感がありません。挿入イラストも中々ドキドキものですが、可愛いのでOKです。中身と絵があってますよ。男前と少年って・・ハマリますぅ"^_^" 可愛い。平安モノ、そして女装？？なのかな･･と思い買いました。中身はそんな軽いお話ではなくしっかりと書かれています。心境の変化が読んでいて心惹かれました。個人的に攻⇒受というように愛情が注がれるのが好きなので、とても楽しめました。実親の愛情は、とても深くそれでいて欲情とは違う優しさがあって素敵です。わきｷｬﾗ達もしっかりと書かれているので一人一人に個性がみえて素敵だと思いました。姫の本来の姿とは　お姫様として育てられた狭霧が、実親に嫁いで、少年に戻っていく物語です。　詳しいことは読んでのお楽しみですが、少年として好きなことをし、自分の願ったように生きるようになっていく狭霧を見て、本来のやおいとは、こうして巣立っていく少年に、抑圧された少女としての自分を重ねて見るものだったのではないかと、そのように夢想しました。　巣立っていく狭霧に、巣から出られない者から、エールを送ります。　学者肌でまともに生活できていなさそうな朝家が、妙にツボでした。

[ 新書 ]	酔っぱらったらものにしろ (SHYノベルス) ・樹生かなめ【大洋図書】発売日： 2009-01-29 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 在庫あり。 )	・樹生かなめ・ジキル
カスタマー平均評価：　 5 ラブコメでしたラブコメを目指してラブコメに仕上がっていました。可愛いお話なのに、あちこちにいろんな地雷が埋まってるところは相変わらず樹生さんらしいと思いました。これから炸裂するかもしれないし、気配だけかもしれないし。どっちに転ぶかわからないけれど、次の作品も楽しみにしています。樹生かなめの初心者にオススメ面白かったけど、お耽美なジキルさんの挿絵はズルイ?(笑)樹生かなめ節が薄められていて、可笑しくも、胸キュンな恋物語になってます。酔ったら無敵の野々村のエロい求愛行動には、爽快さすら覚えます。吉住×矢沢のかなめ節、全開のスピンオフも読みたーい。でも、愛すべき中年オヤジの上司、堤さんの受け物語だけはやめてください。

[ 新書 ]	100 Love Letters ラブ&トラスト3 (SHYノベルス) ・榎田尤利【大洋図書】発売日： 2004-06-28 参考価格： 903 円（税込）販売価格： 903 円（税込） ( 在庫あり。 )	・榎田尤利・石原理
カスタマー平均評価：　 4.5 アダルトな色気このシリーズの中で一番好きでした。坂東兄弟の兄と沓沢のやり取りが色気があった。基本的にヤクザは嫌いだけど、躰の相性がいいから沓沢とつき合っていた核に段々と変化が…。これ以上沓沢にハマッてはいけないと葛藤する姿が男らしくて、それでいて色っぽかったです。大人の色気を堪能したいなら、この話はとてもおすすめです。弟カップルも不器用で、ちょっとした痴話喧嘩も切なくて、相変わらずでした。お兄ちゃん…ああ、お兄ちゃんこのシリーズの醍醐味は、正道くんと天の天然パワフルラブパワーと信じておりましたが、お兄ちゃん核さんの恋も、これまた色々で、読み応えありです。プライド高くて、沓沢を好きでも好きになりたくないって、そういう意地っ張りが可愛いです。そんなところは年相応っていうか。しかし、ブラコンブラザーズも、そろそろ兄弟離れなんかも考えちゃったりなんかして、少々パワーダウンでしょうか。私としてはこの兄弟にはアホみたいにいつまでもラブラブしていてほしいところですが。兄弟+正道くん+沓沢の、続きはあるのか。これで終わりでいいような。しかし続きを読んでみたいような。でも、1作品ごとがそれぞれ面白いので、続き物は遠慮してしまうって方でも、安心して手にとって大丈夫です。恋は盲目？ラブ＆トラストの３作目。生きのいいストーリーで、かっこいいやくざ様が好きなら、読むべし。榎田尤利さんの作品は、いろんな面がでているので、どの作品を読んでもハズレがありません。両思いなのに、不器用な２組の･･･達。（･･･のニュアンスは読んだら、わかります・よ。）食って食われて食い尽くす運び屋の坂東兄弟シリーズの第３弾は、いよいよスーパーエロヤクザ沓澤と彼の大事な姫君、坂東・兄貴の恋の最終闘争。前２作は、坂東弟と幼なじみの甘い恋がメインで、兄たちはクールでアダルトな関係を見せつけてたのが、いつのまにか互いに余裕をなくして火を噴くようなデンジャラスな展開に。待ってました!　たっぷりと！ 37歳と23歳とかなりの年の差カップルながら、頭がキレてプライドが高く、ナルシストで淫乱と、似た者同士の恋のかけひきは、さながら猛獣VS猛禽類の食って食われて食い尽くす死闘。もうゾクゾクします。はっきり言って今回のお仕事である１００通のラブレターの話なんてどうでもいい（普通郵便でポストに投函するのが一番安全じゃないかっていう突っ込みは野暮ですね？）、お約束の「姫君危機一髪！」シーンも爽快なシリーズ完結編、ああこれでホントに終わりですか？　買ったその日に３回読んでしまったくらい面白かったです。